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Claude Codeで記事作成する手順|ブログ記事1本を、材料の渡し方から直し方まで

Claude Codeで記事作成する手順。依頼メモ・見出し・章ごとの本文の流れ
  • Claude Codeを入れたのに、記事を頼むとチャットのAIと変わらない文章が出てくる
  • 体験のメモや材料を、どうやって渡せばいいのか分からない
  • 書き上がったあと、どこをどう直させればいいのか迷う

Claude Codeに「〇〇の記事を書いて」と頼むと、チャットのAIとほとんど同じ文章が返ってきます。

それもそのはずで、文章を考える頭はチャットのClaudeと同じ。違いが出るのは、頼み方のほうです。

僕はふだん、Claude Codeのフォルダの中で記事の下書きを作っています。

Claude Codeで記事作成すると、チャットのAIと何が違うか

チャットのAIは会話で渡して画面で受け取る。Claude Codeは材料・見出し・本文をファイルでやり取りする

手順に入る前に、Claude Codeで書く意味がどこにあるのかを押さえておきます。ここがぼやけていると、せっかく入れたのに会話で頼んで終わり、になりやすいので。

下書きを書く力は、ほかのAIとそこまで変わらない

ChatGPTでも、チャットのClaudeでも、Geminiでも、記事の下書きは書けます。見出しの案を出す、段落を書き直す、言い回しを変える。文章を作る力だけで比べれば、Claude Codeが飛び抜けているわけではないんです。

なので、「Claude Codeにすれば記事がうまくなる」と思って入れると、たぶん肩透かしを食らいます。文章を考える頭の部分は、チャットのClaudeと共通なので。

違いは、材料と原稿をファイルで扱えること

Claude Codeで変わるのは、文章を書く前と後の作業です。

記事を作るときの作業 チャットで頼む場合 Claude Codeで頼む場合
材料を渡す 会話に貼る、添付する 「このファイルを読んで」と場所を指す
見出しを直す 会話で何往復もする 見出しのファイルを書き換えて、それを元に書かせる
本文の一部を直す 直った文章をコピーし直す ファイルの中のその段落だけを書き換える
ほかの記事とかぶっていないか見る 比べたい記事を1本ずつ貼る 公開済みの記事が入ったフォルダを読ませる

一番大きいのは、原稿が会話の中ではなく、ファイルに残ることです。会話は長くなるほど、どれが最新の版なのか分かりにくくなる。ファイルなら、いま開いているものが最新です。直しも、そのファイルに上書きしていくだけ。

書く量と材料の量で、どちらを使うか決める

全員がClaude Codeで書いたほうがいい、という話ではありません。

書き方 使うなら 理由
月に数本、思いついたときに書く チャットのAI 材料が少なく、ファイルを分ける手間のほうが大きい
体験のメモや記録がたまっていて、それを元に書く Claude Code メモを貼らずに、場所を指すだけで渡せる
同じサイトに記事が何十本もある Claude Code 書く前に、すでにある記事を読ませて重なりを避けられる

チャットのAIで書いていて、貼りつけとコピーの往復が増えてきたら、Claude Codeに移る。そのくらいの順番で十分だと思います。記事を書く前のジャンル選びやキーワード選びは、ロードマップのほうにまとめました。

書く前に、1本分の依頼メモをファイルで作る

依頼メモに書く5つ。どの悩みの人に向けるか・上位の記事が答えている疑問・材料の場所・書かない話・読んだあとの行き先

Claude Codeで記事を書くとき、僕が最初にやるのは本文を頼むことではありません。その1本のための依頼メモを、ファイルで作ることです。

依頼メモは、毎回守らせる決まりのファイルとは別物です。決まりのファイルには、どの記事にも効くことを書く。依頼メモには、「この1本」のことだけを書きます。

ファイルにしておく理由は、直しやすさです。会話で長い指示を打つと、途中で1か所変えたくなったとき、また打ち直しになる。ファイルなら、1行直して「このメモで書き直して」で済むんですよね。書いている途中で「この記事、誰向けだったっけ」となったときに、AIにも自分にも戻る場所ができます。

依頼メモに書くこと 書いておく理由
どの悩みを持った人に向けた記事か(狙う語も) 本文がずれたとき、ここと照らして直せる
上位の記事がそろって答えている疑問 答え漏れを、見出しの段階で見つけられる
使う材料がどのファイルにあるか AIが元のメモから書ける
この記事では書かない話と、そのリンク先 ほかの記事と同じ話をしなくなる
読み終えた人に、次に何をしてほしいか 記事の終わり方と、置くリンクが決まる

上位の記事の疑問は、自分で検索して、疑問の形だけを書き出しています。上位の記事の文章そのものはメモに入れない。入れると、答え方まで似てくるので。

依頼メモや材料をどのフォルダに置くかは、準備の記事に書きました。

材料は貼らずに、ファイルの場所を指す

Claude Codeでは、@に続けてファイル名を書くと、そのファイルを読む対象として指定できます。「@で体験メモのファイルを指して、2つ目の失敗談を3章で使って」のような頼み方です。

前は、体験のメモを自分で短くまとめてから、会話に貼っていました。手間をかけているぶん、ちゃんとやっている気がしていたんですよね。でも、まとめた時点で細かいところが落ちるんですよ。そのとき何に迷ったか、何を見て決めたか。記事で一番読まれるのはそこなのに、要約した本人が先に削ってしまっていた。

場所を指せば、AIは元のメモを読みます。僕の要約ではなく、元の言葉から書いてくれる。

これは、体験のメモや記録をふだんから書きためている人に効く話です。メモがない人は、先にメモを書くところから。材料がないまま場所だけ指しても、AIは一般論で埋めてきます。

「この記事では書かない話」を先に書く

依頼メモの中で、一番効いた項目がこれでした。

AIは、頼まれた題材について、関係ありそうなことをできるだけ全部書こうとします。1本の記事として見れば親切なんですけど、同じサイトにほかの記事があると話が変わってくる。

ある記事を書かせたとき、別の記事でくわしく書く予定だった話を、AIが丁寧に1章分書いてきたことがあります。読み物としては悪くないんですよね。でも、そのまま出すと、2本の記事が同じ話をすることになる。

いまは、依頼メモに「〇〇の話は書かず、△△の記事へリンクするだけ」と書いています。書かない話とリンク先がセットで書いてあれば、AIはその場所で1〜2行だけ触れて、リンクを置いてくれる。

サイトに記事が1本しかないうちは、この項目は要りません。2本、3本と増えて、記事同士が近い話を扱い始めたら要ります。

足りない材料は、書く前にAIに質問させる

依頼メモができたら、すぐには書かせません。「このメモで記事を書くとして、足りない情報を質問にして出して」と頼みます。

AIは、材料に穴があっても止まらずに書くからです。穴の部分は、それらしい一般論か、それらしい数字で埋まる。書いたあとに穴を探すより、書く前に質問の形で出してもらうほうが、ずっと見つけやすいんですよね。

返ってきた質問のうち、答えられるものはメモに足す。答えられないものは、その話を記事から外すか、実際にやってみてから書きます。

質問に答えられなかったところは、記事にしても中身が埋まらないところ。書く前に分かれば、外すか、やってから書くかを選べます。

見出しだけを出させて、そこで止めて直す

見出しの段階なら行を動かすだけ。本文を書いたあとだと、章ごと書き直しになる

依頼メモができたら、見出しだけを出させます。本文はまだ頼まない。

記事の組み立てを直すなら、見出しの段階が一番安く済むからです。見出しの段階で章の順番を入れ替えるのは、行を動かすだけ。本文を書いたあとに入れ替えると、章と章をつなぐ文が合わなくなって、結局まるごと書き直しになります。

言いたいことが1つの短い記事なら、見出しで止めなくても困りません。章が4つ、5つとある記事ほど効いてきます。

見出しに「この章で言うこと」を1行ずつ付けさせる

見出しだけを並べてもらうと、だいたい良さそうに見えるんですよ。でも、その見出しの下で何を言うつもりなのか、見出しの文だけで分かります? 短いぶん、中身はほとんど見えません。

なので、見出しごとに「この章で言うこと」を1行付けてもらいます。そうすると、2つの章で同じことを言おうとしている、書かないと決めた話が紛れ込んでいる、といったことが、本文を書く前に見えてくる。

見出しの段階で見るところ

見出しを直すときは、依頼メモを横に置いて、1つずつ照らしています。

見るところ 照らすもの 外れていたら
上位の記事が答えている疑問が、どこかの章に入っているか 依頼メモの疑問の欄 章を足すか、近い章に入れる
体験を書く章に、材料があるか 依頼メモの材料の欄 材料を足すか、その章を削る
書かないと決めた話が入っていないか 依頼メモの書かない話の欄 1〜2行とリンクに縮める
読み終えたあとの行き先に向かって並んでいるか 依頼メモの最後の欄 章の順番を入れ替える

依頼メモがあると、見出しを「なんとなく良さそう」で通さずに済みます。照らす相手が手元にあるので。

直した見出しは、ファイルに書き戻してから本文へ

見出しの直しを会話で何往復もしていると、AIがどの版を正しいと思っているのか分からなくなります。

これ、実際にやらかしました。見出しを会話の中で3回直して、「じゃあ本文を」と頼んだら、出てきた本文の章立てが1回目の案に戻っていたんです。会話の中には、1回目から3回目までの見出しが全部残っている。どれが最新か、AIのほうも取り違えたんですよね。

いまは、決まった見出しを見出し用のファイルに保存させて、「このファイルの見出しで本文を書いて」と頼みます。正しい版が1か所にしかなければ、取り違えようがない。

本文は章ごとに書かせる。体験は先に渡しておく

長い記事は章ごとに書かせる。体験は書く前にメモで渡し、メモにない体験は書かせない

見出しが決まったら、ようやく本文です。

一度に全部か、章ごとか

書かせ方 合う記事 なぜか
一度に全部 章が3つくらいまでの短い記事 全体の流れが1回でそろう
章ごと 章が4つ以上ある長い記事 1章ずつ材料を確かめながら書けて、後半が薄くならない

長い記事を一度に書かせると、僕のところでは、後半の章ほど体験が抜けて、どこでも読めるような説明が増えました。前半で材料を使い切ったような書き方になるんです。

章ごとに頼むときは、「依頼メモと見出しのファイルを読んで、2章だけ書いて」のように、毎回ファイルを指します。章をまたいでも元にするものが同じなので、話がぶれにくい。

章ごとに書かせると、章の書き出しが毎回「この章では〜」のような同じ形になりがちです。全部そろったら、章のつなぎだけを通して読み直します。

体験は、本文を書かせる前にメモで渡す

本文で一番気をつけているのが、ここです。

AIは、材料がなくても「実際に使ってみると」「試してみたところ」と、体験のような文を書いてきます。文の流れとしては自然なので、読み返しても見落としやすい。一度、使っていない機能の感想が、さも使ったように1段落書かれていたことがありました。読み返して気づいたとき、正直ちょっと怖かったです。

なので、体験は本文を頼む前に、全部メモにして渡すようにしています。

メモに書くこと 例
何をしたか 見出しを会話の中で3回直した
何が起きたか 本文の章立てが1回目の案に戻っていた
そのときどう思ったか、どうしたか 消したはずの章が戻っていて焦った。見出しをファイルに保存する形に変えた

箇条書きで、話し言葉のままで十分です。AIはこれを元に、記事の文章に整えてくれる。自分の言葉が元になっているので、読み返したときに「こんなこと思ってない」がなくなります。

そのうえで、依頼メモに「メモにない体験は書かない」と一行入れておく。メモにない体験っぽい文が出てきたら、そこは消すか、メモを足してから書き直させます。

AIが事実そのものを作ってしまう話は、別の記事にまとめました。

直しは「全部」ではなく「場所」を指して頼む

直しの頼み方は、場所・何がだめか・どうしたいかの3つ。直したら変わったところだけを見る

本文がそろったら、直しに入ります。ここで頼み方を間違えると、良かったところまで消えるんですよね。

「もっと良くして」で、気に入っていた段落まで変わった

本文ができて、なんとなく物足りなくて、「全体をもっと読みやすくして」と頼んだことがあります。返ってきた記事は、確かに整っていた。でも、自分で書き足した段落の言い回しまで、AIの言い回しに置き換わっていました。

全体に向けた頼み方をすると、AIは全体を直します。直してほしくなかったところも含めて。

場所・何がだめか・どうしたいか、の3つで頼む

頼み方 何が起きるか
「もっと読みやすくして」 全体の言い回しが変わる。どこが良くなったのか分からない
「2章の3段落目、1文が長すぎて主語が迷子なので、2文に分けて」 その段落だけが変わる。ほかは残る
「表のすぐ前の段落は、表と同じ説明なので消して」 重なった説明だけが消える

場所を指せば、変わる範囲がそこだけになる。何がだめかを書けば、AIが見当違いの直し方を選ばない。どうしたいかまで書いておけば、直ったあとに合っているかを自分で確かめられます。

直したら、変わったところだけを見る

Claude Codeは、ファイルを書き換えるとき、どの行をどう変えるのかを出してきます。直しを頼んだら、ここを見る。頼んだ場所以外が変わっていたら、その時点で止めています。

全部を頭から読み直すより、変わったところだけを見るほうが、見落としも少ないんですよね。通して読み直すのは、直しが全部終わってから1回だけ。

もう1つ、自分の手でファイルを直したあとに次の直しを頼むときは、「いまのファイルを読み直してから」と一言添えています。会話に残っている手直し前の本文を元に直されると、自分の手直しが消えてしまうので。

何度も同じ直しをするなら、記事の外に書く

1本の中で直したことは、その記事で終わりです。次の記事でも同じ直しが要るなら、記事の外に書いておかないと、また同じところで止まります。

どんな作業のときも守ってほしい直しなら、毎回読ませる決まりのファイルに。記事を書く場面でしか使わない直しなら、作業ごとの手順書(Skill)に。線の引き方は、それぞれの記事に分けました。

AIっぽい言い回しを、記事全体からまとめて直すやり方は、こちらに書いています。

知っておくと速くなる、Claude Codeの小ワザ

最後に、記事を書くときに地味に効く操作をまとめておきます。どれも覚えるのは一瞬です。

やりたいこと 操作 記事づくりでの使いどころ
ファイルを読ませる 「@」に続けてファイル名 体験のメモ、依頼メモ、見出しのファイルを指す
画像を見せる 画像をコピーして貼り付け(WindowsはAlt+V、MacはCtrl+V) 「この図の内容を文章で説明して」「このスクショの数字を表にして」
書いている途中で止める Esc 方向がずれたと思った瞬間に止めて、言い直す
いきなり書かせず、計画だけ出させる Shift+Tabを何回か押して切り替え 見出しを考えさせる段階で使う
直前の直しをなかったことにする 何も入力していない状態でEscを2回 直させたら前のほうが良かったとき
会話を新しくする /clear 記事が1本終わって、次の記事に移るとき

とくに最後の「/clear」は、記事ごとにやっておくと、前の記事の話が次の記事に混ざらなくなります。使える量の節約にもなる。理由は制限の記事のほうに書きました。

Claude Codeで記事作成するときによくある質問

そのまま使える頼み方のひな形はある?

決まった型の指示文は、使っていません。記事ごとに材料も書かない話も違うので、指示文を使い回すと、肝心なところが毎回空っぽになるからです。

使い回しているのは、依頼メモの項目のほうです。項目さえそろえておけば、中身は記事ごとに埋めればいい。上の表の5つが、そのまま型になります。

記事を量産してもいい?

本数を増やすこと自体は、Claude Codeならやりやすいです。ただ、依頼メモの材料の欄が埋まらない記事は、何本作っても似たような中身にしかならない。量産した記事がGoogleにどう見られるかは、別の記事で扱います。

WordPressへの入稿まで任せられる?

任せられます。僕も、書き上がった記事を下書きとして入れるところまではClaude Codeの仕事です。つなぎ方と、任せない操作は別の記事にまとめました。

Codexでも同じ流れで書ける?

依頼メモ、見出し、章ごとの本文、場所を指した直し、という段取りそのものは、Codexでも組めます。僕は記事を書くのはClaude Code、点検とプログラムの修正はCodex、と分けているので、Codexで書くときの違いは別の記事に任せました。

Claude Codeで記事を書くときに効いてくるのは、上手な指示文より、依頼メモと見出しのファイルでした。元にするものが1か所にあれば、書かせるときも直すときも、そこを指すだけで済みます。

1本書けたら、次は毎回の直しを減らす番です。