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Claude Codeの制限にかかったら?AIの種類の使い分けで減り方は数倍変わる|止まる仕組みと元が取れるかの考え方

Claude Codeの制限にかかったら?止まる仕組みと、料金の元が取れるかの考え方
  • Claude Codeで記事を直している途中に、上限に達したと出て止まった
  • Proプランだと、思ったより早く制限にかかる気がする
  • 上のプランに上げるべきか、払っている分の元が取れているのか分からない

上限に当たると、まず「上のプランにするしかないか」と考えますよね。

でも、その前に確かめてほしいことが2つあります。どの種類のAIで動かしているか。それと、どう頼んでいるか。この2つで、同じ作業でも使う量は何倍も変わる。

書いている僕は、Claude CodeとCodexに毎日サイトの作業を頼んでいて、上限にも何度も当たってきました。追加で払う設定で、思った以上の請求を受けたこともあります。

Claude Codeの制限とは:止まる仕組み

Claude Codeの制限は2段。短い時間の枠と、週ごとの枠。チャットのClaudeとも枠は共通

Claude Codeを有料のプランで使っていると、一定の量を使ったところで「上限に達しました」と出て、作業が止まります。これがいわゆる制限です。

枠は「短い時間の枠」と「週の枠」の2段

枠 使える量が戻るのは 当たりやすい人
短い時間の枠 使い始めてから一定の時間がたったとき 1日のうちに作業をまとめて頼む人
週の枠 1週間ごと 毎日、長い時間使い続ける人

短い時間の枠は、休憩しているうちに戻る。困るのは週の枠のほう。当たると戻るまで数日待つこともあって、その週の段取りがまるごと狂います。

チャットのClaudeとClaude Codeは、同じ枠を使う

ブラウザやスマホのアプリで使うチャットのClaudeと、Claude Codeは、同じプランの同じ枠から使う量が引かれます。

チャットで長い相談をした日は、そのぶんClaude Codeで使える量も減っている。「今日はほとんど使っていないのに、もう止まった」の正体は、たいていこれ。

ちなみに、ClaudeとChatGPTの枠はもちろん別です。2つの会社のAIを併用していれば、片方が止まってももう片方で続けられる。

使う量は「読んだ量+書いた量」で数える

使う量は、AIが読んだ文章と書いた文章を合わせた量で数えられます。数える単位はトークン(AIが文章を細かく刻んだ、1つ1つの切れ端)です。

ここで大事なのは、同じ量の文章でも、どの種類のAI(モデル)で読み書きしたかで重さが変わること。これは次の章で。

AIの種類を使い分けると、減り方は何倍も変わる

同じ作業でも、種類で重さが違う。値段の目安でOpusはSonnetの2倍、Haikuの4倍。簡単な作業は軽い種類へ

制限の話で、一番見落とされているのがここです。

Claude Codeは、最初から上位の種類で動いている

Claude Codeの中で動くAIには、いくつか種類(モデル)があって、賢いけれど重いものから、少し劣るけれど軽いものまで選べます。

そして、Claude CodeはProプランでも、最初から上位の種類(Opus)で動く設定になっています。何も変えずに使っていると、簡単な作業まで全部、重い種類でこなしていることになる。

どれくらい重さが違うのか。月額のプランの枠が種類ごとにどれだけ減るかは、公式に細かい比率が出ていません。ただ、使った分だけ払う形の値段は公開されていて、これが重さの目安になります。

AIの種類 向いている作業 値段の目安(Sonnetを1として)
Fable 何時間もかかる大きな作業 約5
Opus 難しい判断、記事の組み立て 約2
Sonnet ふだんの作業のほとんど 1
Haiku 単純な置き換え、一覧づくり 約0.5

Opusで1日中作業するのと、ふだんはSonnetにするのとでは、同じ枠でできる量が倍近く変わる計算です。

AIの種類は数か月ごとに新しいものが出て、名前も値段も変わります。上の表は考え方の目安として見て、今の顔ぶれは公式の種類の説明と値段のページで確かめてください。

ブログの作業を、AIの種類で分ける

切り替えは、Claude Codeの中で「/model」と打って選ぶだけ。僕はブログの作業を、だいたいこう分けています。

作業 AIの種類 なぜか
記事の組み立て、何を書くかの相談 Opus ここで外すと、あとの作業が全部むだになる
下書きを書く、直す Sonnet 組み立てが決まっていれば、十分に書ける
入稿、リンクの点検、表記をそろえる Sonnet か Haiku 決まった手順をなぞるだけなので、賢さはあまり要らない
何十本の記事から一覧を作る Haiku 読む量が多いので、軽いほど効く

「考えるところだけ上位の種類、手を動かすところは軽い種類」を自動でやってくれる設定(opusplan)もあります。最初はこれにしておくのも手です。

「考える深さ」も、使う量を変える

もう1つ、Claude Codeには「どれくらい深く考えてから答えるか」を決める設定があります。「/effort」と打つと変えられて、深くするほど答えは丁寧になる代わりに、考えるぶんの量を使います。

記事の言い回しを直す、ファイルを移す、くらいの作業なら、深く考えさせる必要はありません。逆に、記事の組み立てで迷っているときは、深くしたほうが結果的に頼み直しが減ります。

重い種類×深く考える、は「ここぞ」の作業だけ。ふだんの作業を軽くするだけで、プランを上げなくても枠がもつようになることは多いです。

すぐ止まるもう1つの原因:会話の長さ

同じ会話を何日も続けると、読み直す量が雪だるまになる。作業が変わったら会話を新しくする

AIの種類の次に効くのが、会話の長さ。

頼むたびに、それまでの会話を全部読み直している

Claude Codeは、頼まれるたびに、それまでの会話をまるごと読み直してから答えています。

1つの会話の中で記事を3本続けて書かせたとします。3本目を頼んだとき、AIは1本目と2本目のやり取りも全部読み直している。同じ一言でも、会話が長くなっているぶん、使う量はずっと多くなります。

僕が追加の料金を払うはめになった月

ある月、週の枠に何度も当たって、追加で払う設定も使い、思っていたよりずっと大きな請求になりました。記事を書く量はいつもと変わらないのに、なぜか枠がもたない。

どの会話でどれだけ使っていたかを出してみたら、使った量のほとんどが、何日も閉じずに続けていた1つの会話でした。サイトの作業をあれこれ頼み続けて、気づけば1週間近く同じ会話。

1週間ぶんのやり取りを、一言頼むたびに毎回読み直していたわけです。

しかも、記事を書く作業そのものに使っていた量は、全体のごく一部でした。もし原因を測らずに「記事の本数を減らそう」としていたら、お金になる作業だけ減らして、枠は相変わらず足りなかったはずです。

使う量を減らした頼み方

直したことを表にしました。

やっていたこと 変えたこと
1つの会話で何日も作業する 記事1本、作業1つごとに会話を新しくする
重なりを探すのに、記事を全部読ませる タイトルと狙う語の一覧だけ渡す
毎回読ませる決まりのファイルに、作業ごとの手順まで書く 毎回要ることだけ残し、手順は作業のときだけ読ませる
調べものを別のAIに分けて頼む 自分の会話の中でやる(分けると前提を読み直すぶん何倍も使う)
外れた方向に進んでいても、最後まで待つ 違うと思ったらすぐ止める

決まりのファイルの分け方は、別の記事にまとめています。

制限にかかったときの動き方

止まったときに慌てないよう、何を見て、何を選ぶかを決めておくと楽。

まず、どの枠に当たったかを見る

Claude Codeの中で「/usage」と打つと、それぞれの枠をどれくらい使ったかが出ます。止まったときの表示にも、戻る時刻が出ます。短い時間の枠なら数時間、週の枠なら数日。どちらかで次の手が変わります。

選べる手は4つ

手 向いている場面
戻るまで待つ 短い時間の枠に当たった
軽い種類に切り替えて続ける 残りが少ないが、単純な作業が残っている
追加で払って続ける 締め切りがあって、今日中に終わらせたい
別の会社のAIで続ける 週の枠に当たって、何日も止まる

追加で払う設定は、月の上限額を決めてからオンにしてください。決めずにオンにすると、使った分だけ請求が膨らむ。僕はそれで一度痛い目を見ました。

別の会社のAI(Codex)に作業を移すときに何を用意しておくかは、こちらに書きました。

時間が来ても、作業は勝手に再開しない

枠が戻っても、止まった作業が自動で続きから動き出すわけではありません。戻ってきて、続きを頼み直す必要があります。

そのとき、どこまで終わっていたかが会話の中にしか残っていないと、また最初からやり直しになりがちです。まとまった作業を頼むときは、終わったものから1行ずつファイルに書き残すように頼んでおくと、「この続きから」で済みます。


プランを上げるか、使い方を変えるか

プランを上げる前に、種類と会話の長さを直す。それでも毎週止まるなら上げる。元が取れたかは、稼いだお金と浮いた時間で見る

ここまでを踏まえて、プランを上げるかどうかの話です。上げることには、枠が増える以外の面もあります。

プランを上げる 使い方を変える
よいところ 止まらずに続けられる。重い種類を気にせず使える お金が増えない。何に使っているかが分かるようになる
よくないところ 毎月の支払いが決まった額で増える。使い方のむだは残る 切り替えや会話を分ける手間が増える
向いている人 作業の量そのものが多い。時間をお金で買いたい 1〜2サイトで、止まるのが週に1〜2回

僕の目安はこうです。

  1. まず、ふだんの作業をSonnetにして、会話を作業ごとに分ける
  2. それでも、毎週のように週の枠で何日も止まる
  3. ここで初めて、上のプランか、追加で払う設定を考える

1を飛ばして上げると、むだな使い方のまま枠だけ増えて、また足りなくなります。

元が取れたかは「稼いだお金」と「浮いた時間」で見る

払った分の元が取れているかは、2つの見方があります。

1つは、ツール代を払ったうえで、それ以上の収益が出ているか。もう1つは、ツールがなかったら自分の手でやっていた作業の時間が、どれだけ浮いたか。

始めたばかりのサイトは、しばらく収益がほとんど出ません。お金だけで見ると、全部赤字に見えてしまう。その時期は、浮いた時間を記事に回せているかで見ています。

僕の場合は、何サイトも回しているから月2〜5万円

AIの2つと、ドメイン(サイトの住所)とサーバー(サイトの置き場所)の代金。全部まとめると、僕の毎月の支払いは2〜5万円のあいだです。幅が出るのは、枠に収まる月と、追加で払う月があるから。

この金額は、何サイトも運営していて、頼む作業がそれだけ多いからです。1サイトで記事を書くのが中心なら、一番下のプランで十分足ります。

2つのサイトで実際にいくら出ているかは、こちらにまとめています。

Claude Codeの制限でよくある質問

無料のプランでも、Claude Codeは使える?

使えません。有料のプランに入るか、使った量に応じて払う形で契約する必要があります。

使った量だけ払う形のほうが安い?

使う量しだいです。たまにしか使わないなら安く済むことがあります。毎日たくさん使うなら、月額のプランのほうが安くなりやすい。

使った分だけ払う形は、使いすぎても止まってくれません。上の「何日も同じ会話」をこの形でやっていたら、請求はもっとすごいことになっていたと思います。

制限を解除したり、引き上げてもらったりできる?

頼んで枠を広げてもらう、ということはできません。上のプランにするか、枠を超えたぶんを払う設定を使うかです。

前より早く制限にかかるようになった気がする

3つ疑っています。

1つは、枠の決まりそのものが変わった場合。公式のお知らせを見ます。2つ目は、新しい種類が出て、初期設定の種類が変わった場合。「/model」で今どれが選ばれているかを見ます。3つ目は、自分の会話や決まりのファイルが、いつの間にか長くなっている場合です。

制限に当たって困ったら、プランより先に「どの種類のAIで」「どれくらい長い会話で」動かしているかを見るのが近道です。僕の場合、お金を払って解決していた分のほとんどは、使い方を直すだけで要らなくなりました。

記事を書く前の判断から、収益が出ない原因の直し方まで、順番はロードマップに並べてあります。