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Claude CodeとCodexの併用|ブログ運営での使い分けと、点検の手順の決め方

Claude CodeとCodexの併用|ブログ運営での使い分けと、点検の手順の決め方
  • Claude CodeとCodex、両方使うと何がいいの?
  • 調べると開発の話ばかりで、ブログでどう分ければいいのか分からない
  • 片方だけで足りるのか、2つ契約する意味があるのか知りたい

「Claude Codeで実装して、Codexでレビュー」。併用を調べると、だいたいこの一文に行き着きます。

ただ、これはプログラムを作る人の分け方。ブログの運営で一番多いのは、プログラムではなく記事と調べものです。

書いている僕は、この2つを毎日使ってサイトを2つ回しています。

Claude CodeとCodexの併用とは?2つの違い

Claude CodeはAnthropic、CodexはOpenAI。どちらもパソコンの中で作業までするAI。読むルールのファイルが違う

最初に、2つが何者なのかを押さえておきます。ここが分かっていないと、併用の話は全部ふわっとしてしまうので。

どちらも「作業までしてくれるAI」

どちらも、パソコンに置いたファイルを自分で開いて書き換えられるAIです。

違いは、作業の終わり方です。チャットのAIは、答えを画面に出したところで止まります。Claude CodeとCodexは、頼まれた作業をファイルに書き込むところまで進める。2つとも同じ種類のAIなので、併用といっても「同じことができる2人に、仕事を振り分ける」話になります。

作っている会社と、読むルールのファイルが違う

2つの一番分かりやすい違いは、作っている会社です。Claude CodeはAnthropic、CodexはOpenAI(ChatGPTの会社)が作っています。どちらも、それぞれの会社のプランに入って使います。

もう1つ、併用するときに大事になるのが、作業のたびに読む「決まりのファイル」の名前です。

作っている会社 作業のたびに読むファイル
Claude Code Anthropic CLAUDE.md
Codex OpenAI AGENTS.md

決まりのファイルというのは、「この言い回しは使わない」「記事はこのフォルダに保存する」のような、毎回守ってほしいことを書いておくファイルです。AIは会話が変わると前の指示を忘れるので、ここに書いておくと、毎回同じ決まりで作業してくれる。

名前が違うので、併用するなら、同じ決まりを2つのAIにどう読ませるかを決めておく必要があります。これは後の「点検の手順」の章で書きます。

開発の使い分けは、ブログにはそのまま使えない

「Claude Code 併用」で調べると、よく出てくるのがこの分け方です。

  • Claude Codeで実装(プログラムを書く)
  • Codexでレビュー(書いたプログラムを確かめる)

プログラムを作る人にとっては、作業の大半がプログラムを書くことなので、この分け方で全体がきれいに分かれます。

でも、ブログは違います。運営の作業の大半は、記事を書くこと、調べること、入稿すること。

プログラムを触るのは、サイトの見た目を直すときや、作業を自動にする小さな仕組みを作るときくらいです。開発の分け方をそのまま当てはめると、一番多い作業の行き先が決まりません。

なので、ブログで併用するなら、作業の中身から分け方を決め直すことになります。

ブログ運営での、僕の使い分け

Claude Code=記事や調べものなど手を動かす作業。Codex=プログラムを直す作業と、Claude Codeの作業の点検

ここからは、僕が実際にどう分けているかを書きます。正直、これが正解かは分からないです。ブログ・サイトの運営で回している1つの形、くらいに読んでもらえれば。

任せている作業
Claude Code 記事を書く、調べものをまとめる、入稿する、画像を用意する
Codex サイトの見た目を直す、作業を自動にする仕組みを直す、Claude Codeがやった作業を点検する

Claude Codeには、毎日の手を動かす作業

Claude Codeに任せているのは、ブログの運営で毎日発生する、手を動かす作業です。

記事の下書きを書く。書くために必要な調べものをまとめる。できた記事をWordPressに下書きとして入れたり、記事に使う図や画像を用意したり。どれも、何をやるかは僕が決めていて、手を動かす部分だけを頼んでいます。

Codexには、プログラムの修正と確認の役目

Codexに任せているのは、2つです。

1つは、プログラムを直す作業。ブログの運営でも、サイトの見た目を少し変えたい、入稿や点検を自動でやる小さな仕組みを直したい、という場面はあります。そういうときはCodexに頼んでいます。

もう1つは、Claude Codeが書いた記事や入稿したものを確かめる役目です。Claude Codeが書いた記事や入稿したものを、Codexに確かめてもらう。

なぜこの分け方にしているのか

理由は2つあります。

1つ目は、作業と点検を分けておくと、点検の手順を1か所にまとめて、毎回同じやり方で回せるからです。書く係が自分で確かめる形にすると、どこまで確かめたのかが毎回ばらばらになりがち。点検する係を決めて、その係が読む手順を1つのファイルに書いておけば、点検の抜けが減ります。

とはいえ、点検をCodexに回せば勝手に間違いが減る、という話ではありません。何を確かめるかを決めていなければ、係を分けても空振りします。そこは次の章で。

2つ目は、片方が使えなくなっても作業を止めないためです。どちらにも、使える量に上限があります。上限に当たったとき、もう片方に作業を移せるようにしてある。これは後半の章で書きます。

併用で一番効くのは「点検の手順」を決めること

別のAIに見せるだけでは見つからない。何を・どの順で・何と照らすかを人が決めてファイルに書く

2つを併用する一番の理由は、点検です。でも、ここを勘違いすると、2つ契約しているのに記事は何も良くなりません。

別のAIに見せるだけでは、間違いは見つからない

「Claude Codeで書いた記事を、Codexにチェックさせれば、間違いが見つかる」。普通はそう思いますよね。僕も最初はそう思ってました。

実際に「チェックして」とだけ渡してみると、返ってくるのは、ほぼ「大きな問題は見当たりません」でした。何を確かめればいいのかを知らないので、日本語として引っかかるところがなければ通してしまうんです。

数字が本当に合っているか、料金がいまも同じか、すでにある記事と同じ悩みを扱っていないか。こういうことは、照らす相手(出どころのページ、公式のページ、記事の一覧)を渡さないと、AIには確かめようがありません。

別の会社のAIだから、違う目で見てくれる、ということもありません。照らす相手を持っていないのは、どちらも同じです。

何を、どの順で、何と照らすかを決める

なので、点検の中身は僕が決めて、表にしてあります。記事の点検なら、たとえばこういう形です。

確かめること 何と照らすか
記事に出てくる数字 数字の出どころのページ
料金や仕様 公式のページ(変わるので毎回)
同じ悩みの記事がないか サイトの記事の一覧
書き方の決まりを守っているか 決まりのファイル
リンク先が開けるか 実際のリンク先

ポイントは、右の列です。「何と照らすか」まで書いてあれば、AIは照らす相手を開いて、1つずつ突き合わせることができる。左の列だけだと、結局「ざっと読んで問題なし」に戻ります。

順番も決めておきます。数字や事実の間違いは、文章を直す前に見つけたい。言い回しを整えたあとで数字の間違いが見つかると、また直し直しになるので。

決めた手順は、AIが毎回読む場所に置く

決めた手順は、点検を任せるAIが毎回読むファイルに書いておきます。Codexなら、さっきのAGENTS.mdです。

会話で毎回「数字は出どころと照らして」と頼む形だと、言い忘れた日にその点検だけ抜けます。ファイルに書いておけば、言い忘れがない。

もう1つ、併用で困るのが、決まりのファイルが2つになることです。Claude CodeはCLAUDE.md、CodexはAGENTS.mdを読む。同じ決まりを両方に書くと、片方だけ直して、もう片方が古いまま、ということが起きます。

僕は、決まりの中身をAGENTS.mdに書いて、CLAUDE.mdには「@AGENTS.md」という1行だけを書いています。Claude Codeは、CLAUDE.mdの中に「@ファイル名」と書くと、そのファイルも一緒に読んでくれるので。こうしておくと、決まりを直すのはAGENTS.mdの1か所で済みます。

ちなみに、いまのClaude Codeは、CLAUDE.mdが無いフォルダならAGENTS.mdをそのまま読んでくれます。ただ、CLAUDE.mdが1つでもあるとそちらが優先されるので、両方置くなら上の1行を書いておくのが確実です。

決まりの中身は1つのファイルにまとめて、もう片方からはそのファイルを指すだけにする。直す場所が1か所なら、2つのAIで決まりがずれません。

点検は「変わったところ」だけを見せる

もう1つ、点検が空振りする原因があります。記事を丸ごと渡して「確かめて」と頼むと、どこが新しく書き足された部分なのか、AIには分からないことです。

Codexには、変わったところだけを見て点検する機能があります。フォルダで変更の記録(Git)をつけておくと、「前回からどこが変わったか」がファイルごとに分かる。Codexはその差分だけを読んで、気になる点を並べてくれます。

ブログで言えば、Claude Codeが今日直した3本の記事の、直した段落だけを点検してもらえる、ということです。記事を丸ごと読ませるより速く、見落としも減ります。使う量も少なくて済む。

変更の記録と聞くと難しそうですが、つけ始める作業もClaude Codeに頼めば数分です。

Claude Codeの中から、Codexを呼ぶこともできる

2つを行ったり来たりするのが面倒なら、もう一歩進めたやり方も。

Codexを作っているOpenAIが、Claude Codeの中からCodexを呼び出す追加機能を出しています。入れておくと、Claude Codeの画面のまま「Codexに点検してもらって」と頼める。点検の結果も、同じ画面に返ってきます。

僕もこれを入れていて、Claude Codeが書いた記事の点検は、だいたいこの形で回しています。2つの画面を開いて、ファイルを渡して、という往復がなくなるのが楽です。

ただし、使えるのはCodexのプラン(ChatGPTの有料プラン)に入っている場合だけです。Claude Codeのプランだけで、Codexが使えるようになるわけではありません。

片方が上限に当たっても、作業を止めない

Claude CodeもCodexも使える量に上限がある。片方が上限に当たったら、もう片方で続ける

併用のもう1つの理由が、これです。

どちらにも、使える量の上限がある

Claude CodeにもCodexにも、一定の時間に使える量の上限があります。上限に当たると、時間がたって使える量が戻るまで、そのAIでは作業が進みません。

どれくらいで上限に当たるかは、頼む作業の大きさで変わります。AIが読んだり書いたりした文章の量を「トークン」と呼んでいて、長い記事を何本も読ませる、大きなファイルをまとめて直させる、といった作業ほど、トークンを多く使うからです。

上限に当たったら、もう片方で続ける

記事を書いている途中で上限に当たると、その日の作業がそこで止まってしまう。2つを併用していると、止まった作業をもう片方に移して続けられます。

移すときに困らないのは、さっきの決まりのファイルがあるからです。書き方の決まりも、点検の手順も、ファイルに書いてある。なので、もう片方のAIに「この続きをやって」と頼むだけで、同じ決まりで作業を続けてくれます。

決まりが会話の中にしかないと、移った先のAIに、また一から説明し直すことになる。決まりをファイルに書いてあるかどうかで、乗り換えの手間がまるで違います。

上限に当たりにくい頼み方

上限に当たりやすいのは、大きな作業を1回でまとめて頼んだときです。記事を何十本も一度に読ませる、サイト全体を一気に直させる、といった頼み方は、トークンを一気に使います。

いまは、大きな作業は区切って頼むようにしています。区切っておけば、途中で上限に当たっても、どこまで終わったかがはっきりしているので、もう片方への引き継ぎも楽です。上限や料金の考え方は、別の記事にまとめました。

併用するときの注意点

併用の注意点。同じファイルを同時に直さない・点検の結果も最後は自分で判断・1つで足りるなら無理に2つ使わない

便利な併用ですけど、やらかすと痛いこともあります。

同じファイルを、2つで同時に直さない

Claude CodeとCodexに、同じ記事のファイルを同時に直させるのはやめておいたほうがいいです。

片方が直している最中に、もう片方が古い中身のまま書き込むと、先に直したほうの変更が消えてしまいます。2つのAIは、お互いが何をしているかを知らないので、この上書きを止めてくれません。

1つのファイルを触るのは、1回に1つのAIだけ。片方が終わってから、もう片方に渡す。僕も、書く作業と点検の作業は、順番に回しています。

点検の結果も、最後は自分で判断する

Codexの点検で「問題なし」と出ても、それで公開していいとは限りません。点検できるのは、手順に書いたことだけだからです。手順に書いていない間違いは、AIは見に行きません。

逆に、点検で指摘が出ても、その指摘が正しいとは限らない。AIは、間違っていないところを「間違い」と言うこともあります。

なので、点検の結果を見て、直すかどうかを決めるのは僕です。公開ボタンを押すのも、僕です。

1つで足りるなら、無理に2つ使わなくていい

ここまで併用の話をしてきましたけど、全員に2つが必要なわけではないです。

状況 1つで足りるか なぜか
1サイトで、記事を書くのが中心 足りる 作業の量が少なく、上限に当たりにくい
何サイトも運営している 2つあると楽 作業が多く、上限に当たって止まる日が出る
点検の手順をまだ決めていない まず1つ 手順がないと、2つ目のAIに渡しても点検にならない

お金の面では、どちらも一番下のプランで月20ドルほどなので、2つで月40ドルほど。為替やプランの中身は変わるので、契約する前に公式のページで確かめてください。

併用すると、決まりのファイルをそろえる、作業を引き継ぐ、といった手間も増えます。その手間より、止まらずに回せることや、点検を分けられることのほうが大きくなってから、2つ目を足せば十分です。

とくに3つ目。点検の手順がないまま2つ目のAIを契約しても、さっき書いたとおり「問題なさそうです」が返ってくるだけです。先に手順を決めるほうが、ずっと効きます。

Claude CodeとCodexの併用でよくある質問

1つだけ選ぶなら、どっち?

ブログの運営なら、どちらか1つでも始められます。記事を書く、ファイルに保存する、サイトを直す、はどちらもできるので。

迷うなら、すでに入っている有料プランに合わせるのが一番手軽です。Claudeの有料プランに入っているならClaude Code、ChatGPTの有料プランに入っているならCodex。新しく契約しなくても試せます。

併用すると、点検の質は上がる?

点検の手順を決めてあれば、上がります。手順がないなら、ほとんど変わりません。

上がる理由は、AIを2つにしたからではなく、点検する係を決めて、その係が毎回同じ手順を読む形にできるからです。手順は、1つのAIでも作れます。なので、まず手順を作って、1つのAIで点検を回してみる。それで手が足りなくなったら、2つ目を足す順番がおすすめです。

2つのAIを契約しただけで、ブログの運営が楽になるわけではありません。楽になるのは、何をどちらに任せるか、点検で何と何を照らすかを、人が決めてファイルに書いてからです。

決まりのファイルの書き方や、運営のために最初にやっておいた準備は、こちらに書いています。

全体の流れは、ロードマップにまとめています。