- 運営報告を書いてみたいけど、何を書けばいいのか分からない
- 毎月の数字は見ているのに、次に何をすればいいかにつながらない
- 収益がほとんどないのに、報告なんて書いて意味があるのか迷う
ブログの運営報告を探すと、「〇か月目でいくら」という報告はたくさん見つかります。でも、自分の記録をどうつけて、どう読めばいいかまでは、なかなか書いていません。
僕は、自分のサイトの数字を毎月同じ表に記録して、どの記事を直すかをそこから決めています。
運営報告は、人に見せる前に「自分のための記録」

運営報告には、2つの顔があります。自分のための記録と、人に読んでもらう報告です。この2つを分けて考えると、何を書けばいいか迷わなくなります。
| 自分用の記録 | 公開する報告 | |
|---|---|---|
| 目的 | 次にどこを直すか決める | 試したことと、分かったことを伝える |
| 書くこと | 数字もやったことも、全部 | 伏せるものを伏せて、学びを中心に |
| 形 | 毎月同じ表 | 毎月同じ見出しの記事 |
先に作るのは、自分用の記録
公開するかどうかは、あとで決めればいいことです。先に作るのは、自分用の記録。
自分用なら、見栄を張る必要がありません。収益が0でも、読まれた回数が少なくても、そのまま書ける。そして、そのまま書いた記録のほうが、あとで読み返したときに役に立ちます。
公開するなら、自分用から切り出す
公開する報告は、自分用の記録から、人に見せていい部分を切り出して作ります。毎月ゼロから書くより、ずっと楽です。
記録さえ毎月そろっていれば、公開の報告は「どこを見せるか」を選ぶだけの作業になる。
毎月記録する項目

記録する項目は、3つのまとまりに分けています。多すぎると続かないので、毎月かならず埋められるものだけ。
読まれ方:検索に出た回数、押された回数、順位
1つ目は、記事がどれくらい読まれているか。検索での見られ方が分かる、Googleの無料の道具(Search Console)を開くと、次の3つが見られる。
- 検索結果に出た回数:読者の目に、記事のタイトルが入った回数
- 押された回数:タイトルを見て、実際に記事を開いてくれた回数
- 平均の順位:検索結果の上から何番目くらいに出ているか
この3つを分けて見るのが大事です。読まれる回数が少ないとき、「そもそも検索結果に出ていない」のか、「出ているのに押されていない」のかで、直すところがまるで違うので。
Search Consoleの検索の数字は、さかのぼって見られるのが約16か月分までです。「1年半前と比べたい」と思ったときには、もう消えている。毎月、自分の表に写しておく一番の理由はこれです。
お金:報酬と、使ったお金
2つ目は、お金です。
- 発生した報酬:記事から商品が売れて、報酬がつきそうになった金額
- 確定した報酬:キャンセルや返品などを差し引いて、実際にもらえると決まった金額
- 使ったお金:AIの利用料、サイトの維持費、試しに買った商品など
発生と確定を分けておくのは、発生した報酬が全部もらえるわけではないからです。発生だけ見ていると、実際の手取りとずれていきます。
使ったお金も、かならず書きます。入ってきたお金だけ記録していると、続けるほど黒字なのか赤字なのかが分からなくなる。
やったこと:足した記事、直した記事、試したこと
3つ目が、一番忘れやすくて、一番大事なところです。
- その月に新しく書いた記事
- その月に直した記事と、どこを直したか
- 新しく試したこと(タイトルの付け方を変えた、など)
数字が動いたときに、その理由を探せるのは、この欄があるからです。何をしたか書いていない月は、数字が上がっても下がっても、なぜなのか分かりません。
やったことは、月末にまとめて思い出すより、やった日に1行書いておく。月末には、もう半分忘れています。
記録の読み方

記録は、つけるだけでは役に立ちません。読み方を決めておくと、毎月の記録が「次にやること」に変わります。
先月と比べて、やったことと結ぶ
まず、先月と比べて何が増えて、何が減ったか。そのうえで、同じ月の「やったこと」の欄を見ます。
直した記事の順位が上がっていたら、その直し方は効いたかもしれない。何もしていない記事の順位が下がっていたら、まわりの記事が強くなったのかもしれない。数字の動きと、やったことを結んでいくと、自分のサイトで効くやり方が少しずつ見えてくるんです。
全体ではなく、記事ごとに見る
サイト全体の数字だけ見ていると、見落とすことがあります。全体では横ばいでも、伸びている記事と落ちている記事が打ち消し合っているだけ、ということがあるんです。
なので、記事ごとの数字も見ます。特に見ているのは、こういう動き。
| 数字の動き | 考えられること | 次にやること |
|---|---|---|
| 検索結果に出た回数が増えたのに、押されない | タイトルが、探している人に刺さっていない | タイトルを、読者の悩みの言葉に寄せる |
| 押されているのに、報酬につながらない | 記事の中身と、紹介している商品がずれている | 記事の流れと、紹介の位置を見直す |
| 順位がじわじわ下がっている | ほかの記事が強くなった/情報が古くなった | 上位の記事と見比べて、足りないところを足す |
1か月で決めず、3か月で見る
記事を直してから、検索の順位に表れるまでには時間がかかります。直した翌月に動かなくても、失敗とは限らない。
なので、直した記事は、少なくとも3か月は様子を見るようにしています。1か月ごとに直し方を変えていると、どれが効いたのかが分からなくなるので。
Claude Codeで記録をつける

記録づけは、毎月同じ作業の繰り返しです。こういう作業は、Claude Codeに手伝ってもらうと続けやすくなります。
表に書き足す、比べる、抜き出す
僕が頼んでいるのは、こういう作業です。
- Googleの道具や広告の紹介サービスから書き出した数字のファイルを、決まった表に書き足す
- 先月と比べて、増えた・減ったを一覧にする
- 順位が大きく動いた記事、出た回数のわりに押されていない記事を抜き出す
どれも、手でやると1時間かかるけど、判断はいらない作業です。表の形を決めておけば、毎月同じように仕上げてくれる。
理由は、AIに作らせない
1つだけ気をつけているのは、数字が動いた理由をAIに考えさせないことです。
AIに「なぜ下がったと思う?」と聞くと、それらしい理由をいくつも出してくれます。でも、それは推測です。僕が何をしたかを知らないまま、世の中によくある理由を並べているだけのことが多い。
理由を探すときは、自分の「やったこと」の欄と数字を並べて見る。AIには、並べるところまでを頼んでいます。
毎月の作業を、どこまで自動にしているかは、こちらに書きました。
公開する運営報告の書き方

自分用の記録がそろったら、公開する報告を作るかどうかを決めます。公開するなら、気をつけていることが4つあります。
伏せるものを、先に決める
サイトの住所、狙っている言葉、紹介している商品の名前。こういうものを出すと、同じことを狙う人にそのまま真似されたり、サイトが特定されたりします。
僕は、サイトの住所・具体的な言葉・商品の名前は出さないと決めています。出すのは、数字と、やったことと、分かったこと。
数字より「試したことと、分かったこと」
公開の報告で、読む人がほしいのは、数字そのものより「その数字になるまでに何をしたか」です。自分のサイトでも使えるヒントを探しているので。
なので、数字の表のあとに、その月に試したことと、そこから分かったことを書きます。うまくいかなかったことも含めて。
失敗した月も書く
数字が下がった月は、報告を休みたくなります。でも、読む人にとっては、下がった月の話のほうが役に立つことも多い。何をして下がったのか、どう立て直そうとしているのか。
上がった月だけの報告は、読む人には「たまたまうまくいった人の話」に見えてしまいます。
毎月、同じ見出しで
報告の形は、毎月そろえます。同じ見出し、同じ順番。読む人が先月と比べやすいし、書く自分も迷わない。
ブログの運営報告でよくある質問
収益が0円でも、運営報告を書く意味はある?
あります。自分用の記録は、収益が0の時期こそ大事です。検索に出た回数が増えているか、押された回数が増えているか。お金になる前の動きは、記録していないと気づけません。公開するかどうかは、そのあと決めれば十分です。
記録はいつつける?
僕は、月が変わってから数日以内にまとめています。報酬の確定には時間がかかることがあるので、確定の欄だけは、あとから書き足すこともあります。大事なのは日付より、毎月同じ時期につけることです。
どの道具で記録すればいい?
表計算で十分です。凝った道具を使うより、毎月同じ表に書き足していくことのほうが大事。表の形が決まっていれば、Claude Codeにも書き足しや比べる作業を頼みやすいんですよね。
運営報告を公開すると、読まれる?
読まれる報告もあります。ただ、運営報告の言葉で検索してくる人は多くないので、公開する報告は、検索より、Xなどで追いかけてくれている人に向けたもの、と考えておいたほうがいいと思います。
ブログの運営報告は、まず自分のための記録。読まれ方・お金・やったことの3つを毎月同じ表に残して、数字の動きとやったことを結んで読む。この形が決まれば、毎月の記録が、次に直す記事を教えてくれるようになります。
僕の2つのサイトの4か月の数字は、こちらに書きました。
» AI副業やってみた結果|14万円で買ったサイトと一から作ったサイト、4か月の実数と違い
記録がたまってきたら、次は「月5万円まで、あと何記事・何か月か」を考える番です。
