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キーワード選定をAIでやる方法|任せていい作業と、自分で決める作業の分け方

キーワード選定をAIでやる方法:任せていい作業と、自分で決める作業
  • キーワード選びに時間がかかりすぎて、記事を書く前に疲れてしまう
  • AIに候補を出してもらったけど、本当にその言葉で検索されているのか分からない
  • 書いても書いても検索に出てこなくて、選び方が間違っているのか不安

キーワード選びをAIに丸ごと任せると、それっぽいのに誰も検索していない言葉がずらっと並びます。

たとえば「作り置き 保存期間 目安」。いかにも検索されていそうですが、調べると月0回。人が実際に打っているのは「作り置き 日持ち」(月2,900回ほど)です。

僕は、候補集めと仕分けはAIに頼んで、最後にどの言葉で書くかは自分で検索結果を見て決めています。

AIでキーワード選定をすると、どこで外れるのか

AIが出す言葉は「それらしい言葉」。実際に検索されている言葉とは限らない。上位にどんなサイトがいるかも見ていない

キーワードというのは、読者が検索するときに打ち込む言葉のことです。AIにキーワードを出してもらうと、外れ方にはだいたい決まった型があります。先にそれを知っておけば、どこを自分で確かめればいいかも見えてくる。

AIは「人が実際に打つ言葉」を知らない

AIに「ブログ 始め方の関連キーワードを20個」と頼むと、きれいに整った言葉が並びます。「ブログ 始め方 初心者 わかりやすく 手順」のような、説明としては分かりやすいけど、人がそのまま検索窓に打つとは思えない言葉も混ざる。

これは、AIが言葉を「意味として自然かどうか」で作っているからです。検索窓で毎日どの言葉がどれだけ打たれているか、という記録を見ているわけではありません。

実際に、作り置きのブログを例にして、AIが出しそうな言い方と、人が打つ言い方を、キーワードの道具で比べてみました。

言葉 1か月に検索される回数(目安)
作り置き 保存期間 目安 0
作り置き 長持ちさせる方法 0
作り置き 何日もつ 約1,600
作り置き 日持ち 約2,900

上の2つは、文章としてはむしろ丁寧です。でも、人は検索窓にそこまで丁寧に打ちません。「日持ち」「何日もつ」のように、短く、話し言葉で打つ。

なので、AIが出した言葉は、まだ「候補」です。そのまま記事のテーマにすると、上位に出ても誰も来ない、ということが起きます。

検索結果に、誰がいるかを見ていない

もう1つの外れ方は、強さを見ていないことです。

同じ言葉でも、検索結果の上の方に大きな会社のサイトや公式サイトしかいない言葉と、個人のブログがいくつも入っている言葉があります。個人のブログが入っていける可能性があるのは、後者だけ。

AIは、頼まない限り検索結果の中身を見にいきません。見にいったとしても、そのサイトが会社なのか個人なのか、どのくらい強いのかまでは、うまく判断できないことが多いです。

AIに任せる作業、自分で決める作業

作業 誰がやるか なぜか
言い換えや、悩みの書き出しで候補を広げる AI 数を出すのは速くて、疲れない
集めた候補を、同じ悩みごとにまとめる AI 何百個あっても、仕分けは一瞬
上位の記事を読んで、共通して書かれていることをまとめる AI 読む量が多い作業ほど向いている
実際に検索されている言葉か確かめる 自分 AIは検索の記録を見ていない
上位に個人のブログが入れるか見る 自分 相手の強さを見分けるのは、まだ人の目のほうが確か
自分の経験で書けるか決める 自分 書けるかどうかは、自分しか知らない

上の3つは「広げる・まとめる」、下の3つは「決める」。この線を引いておくだけで、AIの出した候補に振り回されなくなります。


AIに任せていい作業:候補を広げて、仕分ける

AIに任せるのは3つ。悩みから候補を広げる・同じ悩みでまとめる・上位の記事に共通する話を拾う

ここからは、実際にAIに頼んでいる作業です。どれも「判断」ではなく「手を動かす」作業なのがポイント。

読者の悩みから、候補を広げる

いきなり「キーワードを出して」と頼むより、先に読者の悩みを出させたほうが、使える候補が増えます。

  1. 「ブログを始めたばかりの人が、つまずく場面を20個書き出して」と頼む
  2. 出てきた場面ごとに、「この人が検索窓に打ちそうな言葉を3つずつ」と頼む
  3. 自分でも、実際に困ったときに打った言葉を足す

言葉から言葉を広げると、似た言い換えばかり増えていきます。悩みから広げると、言葉の種類そのものが広がる。最後に自分の言葉を足すのは、AIが知らない「実際に打った言葉」を混ぜるためです。

集めた候補を、同じ悩みごとにまとめる

キーワードを調べる道具を使うと、候補が何百個も出てきます。これを1つずつ見ていくのは、正直しんどい。

ここはAIの得意なところです。候補の一覧を渡して、「同じ悩みに答える言葉をまとめて、グループに名前をつけて」と頼む。「ブログ 始め方」と「ブログ 作り方 初心者」は、たぶん同じグループに入ります。

まとめたグループが、そのまま記事1本分の候補になります。1つのグループに入った言葉は、別々の記事にしないで、1本の記事の中で答える。ここは後の章でもう一度書きます。

上位の記事に、共通して書かれていることを拾う

狙う言葉を決めたら、検索結果の上位の記事に何が書かれているかを、AIにまとめさせることもあります。上位の記事の見出しを並べて、「多くの記事が触れている話」と「1つの記事しか触れていない話」に分けてもらう。

前者は、読者が当然知りたいこと。後者は、自分が書けるなら差になるところです。

まとめてもらうのは「何が書かれているか」まで。上位の記事の文章をまとめ直して自分の記事にするのは、ただの写しになります。

自分で決める作業:本当に検索されていて、入れる場所か

自分で決めるのは3つ。検索窓の候補と調べる道具で確かめる・上位に個人のブログがいるか見る・自分の経験で書けるか

AIが広げてくれた候補から、実際に書く言葉を選ぶのは自分の仕事です。僕が見ているのは、次の3つ。

検索窓の候補と、調べる道具の数字で確かめる

まずは、その言葉が本当に検索されているかどうか。

一番手軽なのは、検索窓に言葉を打ってみることです。打ちかけたときに下に出てくる候補は、実際に多くの人が打っている言葉の続き。AIが出した言葉がそこに出てくるなら、まず本物と考えていい。

キーワードを調べる道具の数字も見ます。ただ、この数字はあくまで推定です。道具によって大きく違うこともあるし、小さい言葉は「0」と出ることもある。数字が小さいから捨てる、とは決めないようにしています。理由は次の章で。

キーワードの道具を、Claude Codeにつなぐ

1つずつ道具の画面に打って調べるのは、候補が30個もあると面倒です。

キーワードの道具の中には、Claude Codeとつなげるもの(AI用の差し込み口=MCPを用意しているもの)があります。僕はUbersuggestをつないでいて、「この30個の候補の、検索される回数を表にして」と頼むだけで、数字の入った表が返ってきます。

AIが数字を「作る」のではなく、道具から「取ってくる」形になるので、でたらめな数字が混ざる心配もありません。つなぎ方や、ほかに何をつなぐと便利かは、こちらにまとめました。

上の10件に、個人のブログが混ざっているか

次に、その言葉で実際に検索して、上から10件を自分の目で見ます。

見るのは、どんなサイトが並んでいるか。会社のサイト、公式サイト、大きな比較サイトだけで埋まっているなら、今は入れる場所がありません。個人のブログが何件か混ざっているなら、入っていける可能性がある。

ここはAIに任せていません。サイトの見た目や、書いている人の名前、記事の中身の濃さ。そういうものから「個人か、会社か」を見分けるのは、まだ人の目の方が早くて確かです。

自分の経験で書けるかを決める

最後は、その言葉で検索した人に、自分が何を話せるか。

検索されていて、個人のブログも入っている。それでも、自分にやったことがなければ、書けるのは上位の記事のまとめ直しだけです。それだと、上にいる記事に勝つ理由がない。

検索されている・入れる・自分が書ける。 3つそろった言葉だけを選ぶようにしています。


自分と同じくらいの個人ブログから、言葉を見つける

同じくらいの規模なのに上位にいる個人ブログを見つける→そのブログの記事を並べる→よく読まれていそうな記事の言葉を拾う→自分の経験で書けるか決める

この記事の中心は、この章です。

キーワードを調べる道具で探すと、どうしても数字の大きい言葉から見ることになります。そういう言葉は、たいてい強いサイトが先にいる。そこで僕がやっているのが、自分と同じくらいの規模なのに、上位に入っている個人のブログを見つけて、そのブログがどんな言葉で読まれているかを掘っていくやり方です。

見つけ方:狙う言葉の上位にいる、個人のブログ

自分が書きたいテーマの言葉で、いくつか検索してみます。上位10件の中に、個人が運営しているブログが入っていたら、それが候補です。

選ぶときに気にしているのは、自分のブログと比べて大きすぎないか。何年も続いていて記事が何千本もあるブログより、記事数がそこまで多くないのに上位にいるブログのほうが参考になります。同じくらいの規模で勝てているなら、その言葉は自分にも届く場所にあるので。

掘り方:記事を並べて、読まれていそうな記事の言葉を拾う

見つけたブログの記事を、一覧にします。記事の一覧のページがあればそこから、なければサイトの地図のページから。

  1. 記事のタイトルを全部並べる(ここはAIに集めさせてもいい)
  2. AIに「同じ悩みごとにまとめて」と頼む
  3. キーワードを調べる道具で、そのブログのどの記事に人が来ていそうかを見る
  4. よく読まれていそうな記事が、どんな言葉で検索されているかを調べる

4つ目で見えてくるのは、そのブログを支えている言葉です。記事のタイトルには入っていない言葉で読まれていることも、けっこうあります。

「検索数0」でも人が来ている理由

この掘り方をしていると、道具では「検索数0」や「ほとんどなし」と出る言葉で、ちゃんと人が来ている記事に出会います。

道具の数字は、ある程度大きな言葉しか測れていないことが多いんです。小さい言葉は、まとめて「0」と出てしまう。でも、実際に検索している人はいる。しかも、そういう言葉は大きなサイトが狙わないので、個人のブログでも上位に入りやすい。

道具の数字だけで言葉を選んでいると、ここを丸ごと見落とします。同じくらいの規模のブログが実際に読まれている言葉は、数字より確かな「人がいる証拠」なんですよね。

掘った言葉は、自分のブログでも検索窓の候補に出るか、上位に個人のブログがいるかを確かめてから使う。他人のブログで読まれていても、自分が書ける言葉とは限りません。

真似するのは言葉まで

1つだけ気をつけていることがあります。参考にするのは「どんな言葉で読まれているか」まで。記事の中身や構成は真似しません。

同じ言葉で書くなら、中身は自分の経験で書く。相手の記事をなぞって書けば、検索結果に同じような記事がもう1本増えるだけで、上にいる記事を抜く理由がなくなります。

選んだキーワードを、記事に割り当てる

1つの悩みに1記事。同じ悩みの言葉は1本にまとめる。書く前に、すでにある記事と重ならないか一覧で見比べる

言葉が決まったら、最後にどの記事で書くかを決めます。ここを雑にすると、せっかく選んだ言葉が無駄になる。

1つの悩みに、1つの記事

同じ悩みに答える言葉は、1本の記事にまとめます。「ブログ 始め方」と「ブログ 作り方 初心者」を別々の記事にすると、検索する側からはほぼ同じ記事が2本並ぶことになって、どちらも中途半端な位置で止まりやすい。

前の章でAIにまとめてもらったグループが、ここで効いてきます。1グループ1記事。グループの中で一番よく検索されている言葉を、その記事のタイトルに入れる言葉に。

書く前に、すでにある記事と見比べる

記事が増えてくると、新しく選んだ言葉が、前に書いた記事と同じ悩みだった、ということが起きます。

ここもAIに手伝ってもらえます。自分のブログの記事のタイトルの一覧を渡して、「この言葉と同じ悩みに答えている記事はある?」と聞く。ただし、一覧は自分で用意して渡すこと。渡さなければ、AIはすでにある記事のことを知りません。

僕はここを飛ばして痛い目を見ています。何を任せて、何を止めたのかは、別の記事に書きました。


キーワード選定とAIでよくある質問

キーワード選定に使う道具は、無料でも足りる?

最初は、検索窓に出てくる候補と、無料で使える調べる道具で足ります。大事なのは道具の数字の正確さより、「自分で検索結果を見る」作業を飛ばさないこと。有料の道具は、記事が増えて、同じくらいの規模のブログを何十個も掘るようになってから考えても遅くないと思います。

AIへの頼み方に、決まった型はある?

型より大事なのは、何を渡すかです。「〇〇のキーワードを出して」だけだと、AIは世の中によくある言葉しか出せません。読者の悩み、自分が書ける経験、すでに書いた記事の一覧。この3つを渡すと、出てくる候補がまるで変わります。

検索される回数が多い言葉から書いたほうがいい?

始めたばかりのブログなら、逆です。回数が多い言葉ほど強いサイトが先にいて、個人のブログはまず入れません。回数が少なくても、上位に個人のブログがいて、自分の経験で書ける言葉から書く。読まれる記事が増えてから、少しずつ大きな言葉に手を伸ばしていきます。

1つの記事に、キーワードはいくつ入れる?

軸にする言葉は1つです。そのうえで、同じ悩みに答える言い換えは、見出しや本文の中で自然に答えておく。言葉を詰め込むより、その悩みにちゃんと答えきれているかのほうが、ずっと大事です。

キーワード選びでAIに渡すのは、広げる作業とまとめる作業。どの言葉で書くかは、検索結果を自分の目で見て決める。この分け方にしてから、言葉選びにかかる時間も、書いたあとに外れる記事も減りました。

言葉が決まったら、次はClaude Codeにつなぐ道具を増やして、調べる作業そのものを手元でやれるようにする番です。

キーワードを決めたあとの流れ(書く・直す・収益につなげる)は、ロードマップにまとめました。